初めてのスペイン高校留学珍道中

英語の勉強をするためにアメリカやカナダ、ニュージーランドやオーストラリアなどに留学するのは一般的で、経験者もたくさんいます。一方最近少しずつ人気が高まっているのは英語以外の言葉が公用語の国で外国語を学んだり、スポーツや芸術、文化体験、農業体験などを目的とする高校留学で、若いうちに異文化や第二外国語に触れておくことで感性が豊かになったり将来役立つ知識を得たりすることができます。しかし、見知らぬ国で言葉もほとんど分からない状態で留学生活をしているとあり得ないような事態が発生したり、思わぬミスを犯したり勘違いされたりして不思議な体験をすることもあります。スペイン留学中にも日本では考えられないような出来事に遭遇するケースが少なくありません。

英語が通じなくて困ってしまうケース

外国語と言えば英語だと思っている人は意外と多くて、海外に行く時は英語さえ理解できればどこでも言葉が通じると考え現地の公用語についてほとんど調べずに出発してしまうことがあります。ヨーロッパでもイギリスやアイルランドは英語圏で、北欧諸国もたいてい英語が通じますが、南欧だと英語が全く分からない人もけっこう多いので注意が必要です。高校留学でも授業はスペイン語で行われ、クラスメイトやホストファミリー、近所の人やお店の人との会話も当然現地の言葉になるので知識がないと会話が成り立たず、常に身振り手振りだけで意思疎通をするおかしな事態になってしまいます。英語と似たような響きの単語でも意味が全く違うこともあり、誤解されて大笑いされたり注文したものと全く違うものが出てきてびっくりすることもあります。

考え方や行動パターンの違いにびっくり

南ヨーロッパは気候が温暖で人々も明るく活発なことで知られています。そのため、引っ込み思案な日本人はメンタリティーの違いに驚かされることがよくあります。自分は日本では活発なほうだと思っていても、周囲のスペイン人のペースについていけず夜からパーティーを始めて早朝まで騒ぐ元気なクラスメートや、かなり遅い時間に始まるサッカーの試合、夜中に予約して出かけるディナーなど生活習慣の違いにも戸惑います。高校留学中にもイベントに参加したり友人宅で開かれるパーティーに出かけたりする機会はよくありますが、特に夏は開始時間が遅いことやみんなの服装、陽気さなどにびっくりしてしまいます。日本の感覚だと夜遊びをしているような気持ちになってしまっても、スペインでは当たり前の生活リズムです。